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第01話 「金塊はルパンを呼ぶ」

せっかくのパースリ祭りなので、気になるデータを全話に渡って集めることにしました。
欲張りすぎたかなあ...と後悔しなくもないですが(笑)、気長~~~にお付き合いいただけたら嬉しいです。
例によってデータ収集には、みゆさんと池本さんの多大なご協力をいただきました。いつもありがとうございます!

まずはデータを分類整理するにあたって、定義・判断基準を設定しました。
今回は酒データのときに比べてかなり簡単かつあやふやですが、必要に応じて修正していくつもりです。

では、第1話のリストアップデータをご覧ください。
(間違いや補足などありましたら、コメントいただけると嬉しいです。)

物語の舞台はアメリカ・サンフランシスコ。
冒頭の寝起きルパンは「シスコだな、すぐ行くからぁ」と言っているので、別の場所にいたのでしょう。それがどこか、泊まっているのはホテルかアジトか、本編では判断つかないですね。
アジトの登場は次元が座席爆弾を解除しているところ。内部が描かれているのは車庫のようです。

ゲストキャラは、旧・新シリーズ第1話のミスターXと比べて等身大の敵キャラですね。とはいえシスコの街中を走る車中など、その現実感がかえってスリリング。
スターモウは個人的に好きなキャラです。自分のやりたいようにやる...一匹狼のアウトローであることを誇りにしているよう。最後にせめて一矢報いようと意地を見せるところも好き。
コミカルな陳怪は、拷問に蛇やピラニアを使おうとするなど動物責めがお得意の様子。役立たずの蛇に「輪切りにしてオイル焼きで食べるのことヨ」とはいかにも中華(笑)
ラストはほぼ身動き取れなくしただけなので、撃退としました。
ところで、陳怪の年齢層が悩ましい。かなり元気そうだけど、老人と見るべき?(^^;

お宝はカポネの隠し財産(金塊)。その在処を記した5枚のタイル争奪戦がメインストーリーです。
ルパンが関わるきっかけは不二子の協力依頼。「相談に乗ってほしいんだけど」と誘われ、「手伝ってくれるわね」「お安い御用」と引き受けます。
話の流れからすると、残りのタイルを陳怪が持つとわかった時点でルパンに話を持ちかけたようです。その後に陳怪が「不二子、嘘吐くの人、私お前信じない」と言い、裸身を見ても顔色を変えないことから、色仕掛けが通じないと知っての判断かと考えられます。
一旦は不二子とタイルを奪われるものの、それらを奪回するところからはルパンの独壇場。タイルの在処=囚人番号もあっさりと解き、スターモウと陳怪らを(ついでに銭形も)散々翻弄し、金塊を獲得に向かってジ・エンド。
ラストシーン、金塊そのものは映ることなく、光による暗示が美しい。手にするまでの「過程」をこそ楽しむルパンらしさを感じます。

服装チェックは...ルパンと不二子の脱ぎっぷりが良いです(笑)
そしてダイバースーツ。パースリ初期はダイバースーツ姿が多いですね。

受難・ダメージの項目において、今回の被害者はルパンと不二子。それぞれ囚われ、脅され、服が破けてますが、身体的に大きなダメージはありません。
こういった危難をどう打開するかも見所で、個人的にはスターモウの車中での応戦が特に好きです。「流石だルパン、噂通りだぜ」と相手に言わしめる抜け目のなさったら、堪りませんね。
不二子を救出する際に、敵方が用意した落とし穴と電気責めをお返ししているのもルパンらしい。落とし穴はアルカトラスでも使われています。

武器・道具類では、今回ワルサーのお披露目は無し。
サポート役に徹していた次元は、最後に見せ場でマグナム一撃。「相変わらず狙いも確かだなあ」との賞賛が嬉しい。「も」というのは「早撃ちに加えて」ですね。そして「眉間を撃ち損ねた」のではなく、「逆モヒカンを狙った(笑)」と当然のように解っているのがイイ。
後半になって登場した五右ェ門、ようやく出番とばかり斬りまくります。地面をケーブルカーのレールにカットするとは...相変わらず器用だなあ(笑)。陳怪の手下たちを峰打ちに倒した際は「下らぬ殺生はせぬ」とポリシーを宣言。
「どうだ俺の投げ手錠、相変わらず冴えてるだろうが」と誇らしげな銭形、ルパンの両手首を捕らえたものの、伏兵スターモウに獲物をさらわれてしまいました。スターモウがバズーカを構えたときは「こら貴様、う・撃つな!」とこちらもポリシーを示します。
そうそう、ルパンが「コンボイの運ちゃんにくれてやった」スターモウの写真。運ちゃん曰く「この写真にこう書いてある。ルパン三世、この男に変装...とな」――今回変装シーンは無いけれど、自分が変装する(ことが周知である)のを利用して仕返ししてるんですね。流石ルパン!
続く「10万ドルは俺がいただきだ」という運ちゃんの言葉ですが、ルパンは10万ドルの賞金首なのか。どこが払うのかしら?
あと道具で見逃せないのが、人型ゴム風船。陳怪たちを落とし穴へ導くために使い、銭形をおびき寄せて追っ払う(笑)のに使ってます。風船ってパースリルパンのお気に入りアイテムですが、ルパンチックなグッズだなあって思います。何か人を食ったようなバカバカしさがあるからかな。
今回ルパンが使ってる特殊なものといったら、この風船と催眠ガス弾くらいですね。

さて、乗り物・移動手段に移ります。
この回、陸・水・空すべて網羅してます。次元の運転(操縦)が2回あり、どちらも姿は見えないけど、そこがまた影でサポートしてる次元らしいかもしれません。
一箇所迷ってるのが、警察がアルカトラス島へ到着したところ。警備艇から警官達が上陸する場面があり、当然銭形も乗ってきたはず...こういうのは入れようかなあ。(定義が曖昧なのがいけないんです。)

飲食シーンは、ルパンと不二子が仲良くハンバーガーを。不二子とハンバーガーって、何か新鮮な組み合わせですね。ちゃんとかじった痕がありますよ。ルパンは咥えたまま運転してて、二人とも可愛いなあ。しかしこれ買うときムリヤリ店内に乗り入れてますよねえ。店員は平然としてますが。こんなシーン他にもあったような?
今回は残念ながら、酒・煙草のシーンは無し。次に期待です。

最後に、生活・遊びの項目。
ルパンのサーフィン...っても夢ん中ですが(おっ、夢見てるんだ^^)。脈絡もなく遊ぶ夢を見てたのか、サーフィンするつもりでバカンスの最中だったのか...。かかってきた電話に「後にしてくれよ、今忙しいのっ」と言ってるから、夢とはいえ楽しんでいたのでしょう。そういや新ルのオープニングで銭形とサーフィン(で追っかけっこ)してたよね。
現実世界での就寝もピックアップしてます。服装でも触れたようにトランクス一丁です。パースリでパジャマ姿が登場するかどうかは、おいおい確かめていきましょう。

ということで一通り見てきました。いかがでしょうか。
「相変わらず」「懐かしい」「久しぶり」といった台詞を散りばめつつも、大仰な演出も説明もなく、自然なスタートを切ったパースリ。
とはいえ第1話にかける意気込みは、これまで触れてきたように、その作り込まれ様からも察せられます。
ワルサーを使わず変装もしないけれど、頭が良くて抜け目のないルパン(それが一番の武器!)。レギュラー陣にも見せ場を作りつつ、それぞれの性質や役割をさりげなく示しているのがイイ感じです。
回を追っていくとどんなデータが出てくるのやら、私も楽しみです。

さて、今後の各話データ更新について...。
見通しとしては、できるだけ週1くらいで進めたいです。全50話もあるので、それでも1年かかっちゃうけど。
まあ時間はかかっても、途中でリタイヤしないよう、頑張りたいと思います!
公開日:2009年4月30日  最終更新:2009年4月30日

コメント

改めて拝見しても、つくづく圧巻のデータですね!!まずもってkonさんのデータは、きっちり定義されているので、非常にわかりやすくて、楽しいですv(勉強させてもらいます^^)
そして拾っているデータの多さときたら!すごすぎですvv
個人的に、興味はあっても面倒~と思い、先延ばしにしていたアジト関係・新聞データがあるのが嬉しすぎ。これが全話揃うとどれだけ凄いものになるんだろうと、今からワクワクです。すべてパースリへの愛のなせる業ですねv

さて1話。先日のオフで伺って初めて気付いたのですが、初回なのに人物紹介らしいノリが一切ないと思い込んでいたのに、さりげな~くレギュラー5人の個性・ポリシーがきっちり入っていたのですね。特にルパンの最大の特技の一つである「変装」が、人に知れ渡っていることを逆手に取っているというポイント!ルパンらしいですよねぇv(逆手に取るっていうのはルパンの好むやり方ですしvv)
しかもこのさり気なさ、パースリの初期っぽいですよね。好きだわーv

また、パースリはホントに「風船人形」が印象に残りますよね。果たして何回くらい出てきているのか、これも楽しみです。(新ル内の「人形」についてはいずれ私がカウントするつもりなので、比較してみましょう~←って、某氏ならとっくにデータ持っていそうだわ・笑)

あ、店内に車ごと突っ込んで何かをお買い上げというシチュエーションは、新ル「ゴリラギャングを追っかけろ」です。乗っているのは、確か次元と五右ェ門だったと思いますけど。
1話は全員カッコイイし可愛いし(見た目も中身も!)、諸々いいですよねvv

いやホント、konさんのデータ編纂は毎度毎度素晴らしいですね。これは是非とも全話分完成させないと駄目なので、konさんが途中で息切れしないよう、尻を叩いたり撫でたりしてセクハラで訴えられる所存です(…ん??)。

上のみゆさんのコメントに挙がってる風船人形。あれやっぱしPARTIII初期ってのは相当に原作を意識してて、だから原作(新)の必須アイテム的な代物だった風船人形をPARTIII初期では結構意識的に使ってたんだろうなぁと思う部分ですよね。
人形に関するデータと言うか…道具類に関するデータについては、例えばハサミだとか懐中電灯だとかいった当たり前な道具は纏めてないんですけど、少しでも特殊な道具、あるいは普通の道具であっても特殊な使われ方をした物についてなどは僕もデータとして纏めてあったりはするので…いずれ新ルのダミー人形データをみゆさんが纏めた際には、konさんのPARTIII、みゆさんの新ル、そんでもって僕が旧ルだとか劇場版だとかのデータを出して、何じゃかんじゃ比較してみても面白いかも知らんですね。

ついでなので此処でゲストキャラ名について少し整理してみます。
まぁ何しろ肝腎のクレジットが存在しないので悩ましい面が色々あったりもするんですが、本編からのヒアリング、設定画への書き込み、ムックやブックレットなどの二次資料、当時のアニメ雑誌の記述などなどの諸々を踏まえて、僕が「これが妥当だろう」と思うものを並べてみるならーー

06話 レプトル→レプトル・ギャバ
※本編中ではレプトルとしか呼ばれませんが双葉社ムック等には記載があります。

10話 ワイロー→リンチ・ワイロー
※同上

20話 東家鬼平→東屋鬼平
※設定画への書き込みがあります。

21話 リー→李
※漢字圏の登場人物達の名前って「果たしてどの漢字を当てるのか?」ってのが常に問題となる訳ですが…中国人のリーさんと来れば、やはり普通は『李』だろうって事で問題はないんじゃないか?と。

29話 マワルト・グルリット→マワルド・グルリット
※咄嗟にやっぱり「マワルト」と思っちゃうんですけど、設定画への書き込みでは「マワルド」になっています。

39話 ダンディ→ダンディー
※字面的にやっぱり「ダンディ」の方がカッチョイイんですが、設定画への書き込みでは「ダンディー」と伸ばしてます。

まぁ結局、クレジットが無い以上、何が正解だって言い切る事は出来ませんから、あくまでも参考までにって事で。最終的な判断はkonさん次第って事でひとつ。

いやしかし…ちょこちょこと思うところはあるにせよ、よくまぁこんだけゲスト名を追い込んだなぁとビックリしました。僕はまぁ専門なのでアレなんですが、別にゲスト屋って訳でもないkonさんが、実に細かいところまで注意深く調べて表記なさってるので惚れ惚れしました。

>みゆさん
いえいえ、みゆさんのご協力と激励あってのデータでございます。集めてみたい気持ちはあっても、なかなか踏み切れないですもん。
パースリ愛だけは余るほどあるので、全話データに注ぎたいと思いますv

人物紹介、実はしっかり入ってるんですよね。これ見よがしじゃないのでサラッと流しちゃいますが、ルパンの口八丁手八丁なところや、銭形も手錠をかけるまでは出来るのに…なんてことも。「変装」の使い方もいいですよね! 転んでもタダでは起きない感じも出ているし。

風船人形はカウントするのが楽しみですね~。新ルをチェックしてくださるとは有り難い。池本さんもご協力いただけるようですから、ぜひ比較してみましょう! 数だけじゃなく使われ方とかに着眼してみるのも面白そうですね。

> 店内に車ごと突っ込んで何かをお買い上げというシチュエーション
おぉー、「ゴリラギャング」でしたか! 何ですぐわかるんだ…流石みゆさん(笑)
Wikipediaで調べてみたら、日本で最初のドライブスルー導入は1976年、マクドナルドがその翌年だそうです。「ゴリラギャング」の放映が1978年5月だから、割と先端をいってたんですね。ってドライブスルーの店じゃないですけど(^^;

仰るとおり1話はみんなカッコ良くて可愛いですよねv 細かい見所も多いし、パースリのスタートに相応しい仕上がりだなあと嬉しくなります。


>池本さん
銭形警部ーーセクハラで捕まえてぇーー!(笑)
なーんて、その前にセクハラされないように頑張らなくちゃ。つーかエライこと始めちゃったなあと、ちょっとビビッてますよ(^^;

やっぱり原作ありき…のパースリスタートですね。もちろん原作そっくりに作る必要はないけど(この回もそうですし)、ルパンらしさを改めて考えるなら、原作を見直すべきですよね。アレンジされたものを更に焼き直してたら原型とどめなくなりますもん。
特殊な(使われ方をした)道具はまとめてあるんですか、流石。私はけっこう普通の道具が気になったりするんですよ。もし「懐中電灯ってどの話に出てきたかな?」なんて疑問に思ったらご利用ください(笑)
ダミー人形データ、比較してみるのが楽しみです。意外と面白い傾向が見えてくるかもしれませんよね。

そしてゲストキャラ名、教えてくれてありがとうございます!
そう、クレジットに出てれば問題ないのにねえ。まあ探し出す楽しみを残してくれたと考えましょうか。
一応あれこれ調べてみて、自分が確認できた範囲で表記しました。しかし「東家」は変換ミス&確認を怠ってましたわ、私のバカー。「マワルド」…アニメ本編でも「ド」と発音されてるのを確認しました。これは仰るとおり完全に勘違い。ご指摘いただき感謝です。すべて修正しておきました。

私はゲストキャラにはそれほど関心がなかったですが、池本さんのイラストをまとめていたら、なにやら愛着が沸いてきちゃいましたよ。よくこれだけのキャラクターを造形したなあって(絵だけでなく)。考えてみればゲストキャラの造形も各シリーズの特徴を表しているんですよね。
せっかくキャラ毎のページもつくったので、それぞれのデータや特徴なども盛り込んでいきたいです。ご協力よろしくお願いしまーす。

ひとつ本文に書き忘れてました。些細なことですが。
刑務所の壁からタイルを剥がすとき、ノミとカナヅチを使ってますよね。追っ手が迫ったので結局は五右衛門の出番になったけど、最初から斬鉄剣に頼らないのがちょっといいなあと。
「つまらぬものを…」と五右衛門は一言も言いませんが、ルパンたちが安易につまらぬものを斬らせたくなかったのかな~と思ったのでした。

> ノミとカナヅチ

PARTIIIが頑張ってたところ、頑張ろうとしてたところって色々あると思うんですが、こういった描写を挟むってのも、そのひとつですよね。『仕事してる』感を盛り上げる描写。やってる事は別に誰にでも出来るような事ではあるんだけど、そうやって『作業してる人間』を描く事の重要性みたいなもんがあるだろうと思うんですよ、やっぱし。記号になってしまった「ざーんてーつけーん!」で済ませてしまうんで無しに。

こういった細かい描写を積み上げるって事がやっぱり作品の魅力つーのか厚みのようなものに直結する訳で、旧ルとかカリ城が何で面白かったんだ?って時にもやっぱり、こうした部分が絡んで来る訳で、そういったリッチさを受け継いでいた、受け継ごうとしていたってのは重要なとこだろうと思います。

ディティール描写って事について言えば、80年代のアニメ全体の流れみたいなものとして、そうした事が強く意識されたってのもありましたけど、PARTIIIの場合は更に、青木悠三という人間のパーソナリティによって大きく左右されていたんだってのがあって、例えば服のディティールに拘ってみたり、服装に変化をつけたりといった具合に、ファッションひとつを取っても、手間を惜しまずに様々なチャレンジをしてたって部分が多く、贅沢だなぁってのがありますよね。

> 『仕事してる』感を盛り上げる描写
> 細かい描写を積み上げるって事

ホントにそうですね。「些細なこと」とは思ったものの、何となく言い逃したくなくて書いたんですが…。成程そういうことかと納得しました。
最終的に同じところへ辿り着くんだとしても、描かれる過程で全然印象が違いますもん。「積み重ね」が贅沢な表現に繋がるんだなあ。

そして、用意したディティールを、必要に応じて取捨選択すること。
設定画などを見ると、アニメ本編で描かれてない部分が少なからずありますよね。そうやって手間暇かけたひとつひとつのこだわりが、作品の面白さに表れていくんですねえ。

> 服装に変化をつけたり

そうそう、ゲストキャラでも着替えてたりしてビックリ。他にも「細かいっ!」と感じられる点が多々あって、データの集め甲斐があります(^^)

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