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第05話 「五右ェ門無双」

第5話、さっそく見ていきましょう。
まずはリストアップデータからご覧ください。
>> 定義・判断基準

今回の舞台は南米。遺跡・アンデス山中・海から考えるとペルーが濃厚でしょうか。もしくはチリ北部。後半で移動する石油基地はベネズエラ。
アジトは外観の映像がなく、コンクリ打ちっ放しの地下室風です。家具はベッド1台と椅子1脚、装飾品などの代わりに蜘蛛の巣が...(^^;。間に合わせに使っている感じです。

お相手はナチス。新ルではたびたび登場しますがパースリではこの回のみ。
ゲストキャラは、まずルパンへ海図の取引を持ちかけたラーセン。胸くそ悪い話と次元に一蹴されるものの、拳銃はライター...てことは丸腰だったのでしょうか?
今回の悪党、オットー・ユルゲンス。元ナチス親衛隊で、ルパンとは旧知らしく、曰く「戦争中はヨーロッパ中の美術品や宝石を略奪」していたとか。逃亡中にしては羽振りが良さげなうえ、警察を呼ぶなど堂々としたものです。表向きは実業家とかでしょうか。仲間が次々に脱落する中、ナチスの復興を目指し......と見せて、実は財宝を独り占めするのが目的の様子。
そのユルゲンスの仲間だったミューラーの遺児、ベルタとハイネ。アニメ本編では名前が出てきません。どちらが年上か資料によって違うのですが、設定画に記された年齢を採りました。父親の悲願であったらしいナチス再興のためユルゲンスの下で動きますが...。五右ェ門に好意を抱くベルタが微笑ましいです。

お宝はナチスの財宝。しかしそれ自体は登場せず、Uボートの沈没場所を記した海図の争奪戦になります。1・4話に続いて海底に沈んだお宝です。...ていうか、ここまでの5話すべてが海に関わってますね。
どれほどのお宝なのかは「莫大な財宝」とルパンが話しただけで、具体的な言及はありません。

服装は、ルパン・次元・不二子がダイバースーツ。水中の描写があるのは不二子のみです。
今回、変装・扮装は無し。

受難・ダメージでは、まずブーメランにスパーッと切られた次元の帽子。切断された部分から髪がなびいてるのが、個人的に好みです(笑)
次は銭形の投げ手錠に両足を捉えられたルパン。警官隊の下敷きに...と思わせて悠々と脱出するのが流石です。
そしてユルゲンスの船にて石油に落とされたルパン・次元・不二子。「クリーニング代くらい残しといてよ!」「服が残ってりゃな」という会話が堪りません。
更にユルゲンスとサシで対面したルパン。椅子に仕組まれた爆弾から見事脱するも、ズボンの尻部分が破けてシマシマパンツを披露。ふたりの応酬はユルゲンスのしゃあしゃあとした悪党っぷりといい、お見通しで先手を打つルパンの格好良さといい悶絶です。最後は海底に閉じこめられますが、それもやっぱりお見通し。うーん、カッコイイ!

ワルサーの出番は、その対面シーンにて。胸のホルスターから抜いてユルゲンスを牽制し、背後に隠れていた部下に発砲。催眠弾とのこと。
マグナムは3回登場。最初にブーメランを撃つも跳ね返されて退却するハメに...。次に海図を持って屋敷から出てきたユルゲンスに銃口を突きつけて脅迫。そしてユルゲンスの船に乗り込んだ際、ベルタが構えた銃を弾き飛ばし、それが彼のグラスを割るという洒落た芸当を見せてくれます。この回は胸部のホルスターを使ってるようですね。ラーセンの登場時も、銃を抜くかのように胸に手を入れてます。ルパンを庇う体勢を取るのがちょっとツボ。しかし取り出したのは銃でなく煙草でした。
斬鉄剣も3回。最初のベルタの服...、服だけを斬るのって厳密に距離感を掴んでいないと無理だから、裸を見るまでもなく身体の凹凸具合は把握してそうなんですが(笑)。そして落下中のランプと、ミューラーが海底から脱出したロケットを、どちらも空中で一刀両断。カッコイイ!
銭形の投げ手錠は、見事ルパンの両足にガチャリ。しかし走ってる足を捉えるなんて相当なウデです。なのにやっぱり逃げられちゃうんだな~。
その他で目立っていたのは、何と言ってもコンドルでしょう。すごい賢い! 海辺で"修行"する五右ェ門のもとにやってきたのは、ベルタの危機かユルゲンスに不審を感じたのか。ベルタが五右ェ門に抱く好意や野生の勘で悪い人物でないと判断したのでしょうか。最初は不気味なイメージで登場したのが、だんだん健気で可愛く見えてきます。
それから今回もルパン型の風船が登場。頭部に通信機と催眠ガスの発生装置付きです。

乗り物・移動手段は陸・水・空を網羅していますが、陸上はルパンと次元が乗る黄色ジープのみです。冒頭の「天国への階段」はもう悶絶!
水上艇における五右ェ門の座席位置は描かれてなく、消去法で助手(副操縦)席としました。
五右ェ門はすっかりコンドルを乗りこなして(?)いるようです。動物との組み合わせが似合う男だなあ。純粋さのようなものが通じ合うんでしょうか?

飲食シーンは今回無し。
酒シーンは不二子がユルゲンスの船上にて赤ワインで乾杯。カウント外ですがユルゲンスは単独でも飲んでいて(石油基地にて)酒好きのようです。ここではブランデーっぽいですね。ボトルはマーテルに似てるかな。

煙草シーンは3回とも次元のみ。赤いソフトパッケージは銘柄不明ながらPALL MALLとの解釈もできそう。遺跡のシーンでは煙草を取り出す経緯から踏み消すまで、いい描写だなあと思います。ルパンが銭形から脱け出すのを待ちながら呑気に一服してるのもイイ。

生活・遊びではキスシーンがふたつ。
まずは待ってましたのルパフジ! 用意周到なルパンに「愛してるわ」と抱きつく不二子、「じゃ愛の証を...」とルパンが頬っぺにチュー。続きは残念ながら「Uボートの宝を手に入れたらね」ってことでつねられてしまいますが、パースリ初登場のルパフジキスです。
そして...唇へのキスという恩恵にあずかったのは、まさかの五右ェ門(笑)。いやーなんともピュアなキスシーンですね。大胆ながらサラリと別れるベルタも良いし、狼狽えつつも爽やかな笑顔を見せる五右ェ門が素敵です。

ということで一通り見てきました。いかがでしょうか。
今回の不二子は単独でユルゲンスに接触するも失敗、その後ルパンに合流という立ち位置です。銭形は前回と同様ストーリーに絡まず。
また4話までと比べて、ユルゲンスの堂に入った大物悪党ぶりが際立っているようです。表面上の白々しいやりとりと、水面下でしのぎを削る出し抜き合い。後れを取ったと見せて常に上を行くルパン。軽妙な会話による味付けが一層利いてます。
話の主軸はルパン(と次元)ですが、タイトルロールである五右ェ門の見せ場も申し分無しかと思います。
公開日:2010年1月31日  最終更新:2010年1月31日

コメント

更新待ってましたッ。そうそう更新と言えば…この第5話分の更新に間が空いたのは何だか符合的だなぁと思うんですよ。PARTIIIって度重なる放送延期で翻弄されたシリーズでしたけど、最初に放送がズレたのがこの第5話なんですよね。何だか運命的なものを感じたりして。

それにしてもナチ残党がPARTIIIに登場するのはこれ一回きりってのは何だか意外な気がします。「バビロン」でナチスが関係するのと、第39話のギース大佐一味がナチス風な組織だったので、何となくPARTIIIでも結構登場してたように錯覚してしまってたのかも…??
80年代中盤にもなると流石にナチ残党が絡んでくるのは時代的に無理がある、あるいは手垢染みて古臭いだろうってのがあったんですかね、やっぱり。

※乗り物データ補足
ルパンと次元が乗ったジープ→M151A2フォードマット

第2話で銭形が乗ってたのと同じジープです。PARTIIIでジープが出て来たらM151だと思ってまず間違いないような気がします。

同じく更新、お待ちしておりましたv
放送がズレたのが5話が初だったとはー!全然記憶にはなかったですが、言われてみるとわりと初期から野球で潰れて見られなかった印象は残ってますね。そうか、5話からすでに…だったんですねぇ。しみじみ。

この回、konさんが悶絶してる「天国への階段」といい、「服が残ってりゃな」等、ルパンと次元のやり取りが絶妙に素敵ですよね!!(つられ悶絶)
また、ワルサーで催眠弾使用は、パースリに入ってから出て来る設定ですよね(他シリーズでも出てたかな・笑)。しかも37話も金子さん脚本なのが面白いなーと思いました。

五右ェ門、コンドルを思いきり手なずけていましたよね。ビーチまで迎えに来てたのにはビックリ、さらに平然と乗りこなしてる五右ェ門にもビックリです(こういうの好きv)
野生動物と五右ェ門って、不思議と似合いますよね。
相通じるものがあるのかも?(^^)
テレビシリーズ全部を通しても、五右ェ門のばっちりキスはここしかないと記憶してますが、良いシーンですよね。
ちょっと顔を赤らめるんですが、決して大人の男の余裕を失ってないというか。
ベルタの裸は不意打ちだったせいか(?)自分で斬っておきながら動揺しちゃってましたが(笑)、キス程度では軽く受け流す余裕もある五右ェ門が好きですv

何しろPARTIII全50話中で放映延期になった回が16話もありますからね(変則的な放送をされた最終回を含めるなら17話)。延期の理由はやっぱりナイター中継の皺寄せってのが圧倒的に多かった訳ですけど、この第5話の場合はナイター中継ではなく、春休みアニメロードショーとして「巨人の星」が放送された為に1週延期となっております。

麻酔弾は先行するTVシリーズで既に何度も登場してますけど、催眠弾は御指摘のようにPARTIIIでの使用が初ですね(拳銃での射出に限らなければ新ルの「次元に男心の優しさを見た」で次元が腕時計に仕込んだ催眠弾を使用していますが)。

お二人とも、お待たせしたにもかかわらず早速コメントいただき嬉しいです!
それにしても放送延期は5話が最初でしたか。…祭りにも何か見えない力が働いたのかしら? しかしナイターじゃなくて春休み特番のせいだったとは。
放映はその後何度も延期の憂き目に遭ったけど、祭りでは今回限りにしたいです(^^;

催眠弾はここが初出かと思ってたら、新ルの「男心~」で使われてましたか。いずれも金子脚本ですなあ。
神経に働きかけて感覚や意識を失わせる麻酔と違い、あくまで眠らせることを強調しているのかな。金子ルパンのスタンスと言えそうですね。

>池本さん
ナチスネタですが、そういえば36話のトルファ大佐もナチ風のイメージがあるかな。あ、みんな「大佐」だわ。
確かに軍隊が出てくるとナチスっぽい印象ですね。パースリは軍隊率が高いかも。まあ軍関連の脚本は金子・高階率が高いわけですが(笑)

乗り物データもありがとうございます! 追記しておきました。

>みゆさん
会話の妙はホントに悶絶モノですよね~。とくにルパンと次元! 片っ端から挙げたいほどですがキリがないですよ。それに声が、口調が、息の合った呼吸がもう!!(更につられ悶絶)

五右ェ門について、やはり武道は「気」を重視するという点で野生動物と通じるのかもですね。
あ、彼の「ばっちりキス」はここだけでしたか。良いシーンですよね~v 照れに加えて、子供だと思ってたベルタがそう来たことにビックリしたかも。一本取られた感じ?(^^)
でも反応が大袈裟すぎなくていいでよすね。衝撃が過ぎたらサラッと受け止めて微笑んで。私も大好きです。
ベルタの裸は自分で斬っちゃった(裸にしちゃった)からこそ、余計に動揺したような気もしますよ(笑)

いや~、こうしてお話しさせてもらえるのって、やっぱりとても楽しいですね!
そのためには次のデータも頑張らなきゃだわ。

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